今回は睾丸や精力とは関係ない雑記です。
給食ハラスメントについて
こんな言葉が生まれていたんですね。
何でもハラスメント、ハラスメントとうるさい世の中ですが、苦しんだ私からしたらハラスメントなんて言葉で扱ってほしくないと思うほど重く辛いことでした。
最初の給食ハラスメントは幼稚園
子供の頃は病弱で少食だった私ですが、入園した幼稚園で週に2回ほどお重に入ったお弁当が出されました。今、そのお弁当を見たらそんなに大きく見えないかもですが、子供の私にはこんな感じに見えました。
無論ここまで豪華ではないですが・・・笑
この詰め込んだお重が2段あって、ただただでかい!という記憶です。
周りの子は早々に全部食べて園庭に遊びに出ていました。私以外の全員が食べきっていたので普通の量だったんだと今では思います、トラウマで記憶がねじまがって巨大なお重だと認識してるのかと。
このお重を全て食べきらないと帰らせてもらえないんですよね。毎回、毎回、居残りさせられいつもお重とにらめっこ。スプーンで食べ残ったものを重箱の隅に押し付け、見た目を少しでも減らそうという愚策をとってました。
みんなが帰るのに外で列を作ってる時まで残され、先生が走ってきて「まだ食べてるの!!」と怒鳴られ、無理やり食べ物を口の中に入れられたこともありました。
もう週2回のお重のお弁当時間が憂鬱で憂鬱で、憂鬱の記憶しかない幼稚園生活2年間でした。
小学校入学
小学校は週5日給食があります。それだけで私は幼稚園の悪夢再び・・と思っていたのですが、残しても何も言われず、小学校では幼稚園みたいなこと言わないんだー!やったー!と1年生の時はめちゃめちゃ学校が楽しかったです。
そして恐怖の大魔王は2年生の時にやってくる。
担任の先生によって違う、というのを2年生の時に思い知りました。2年生の担任の先生は「全部食べないとダメ」という先生でした。
恐怖再びです。
2年生の1年間は5時間目の授業が始まるギリギリまで食べることを強要されました。結局毎回食べきれず、授業開始で先生が来ると「もういいから早く片付けてきなさい」となるのですが、これが毎日で辛かった、恥ずかしかった。他の子は教科書出して着席してるのに、私だけ机の上に給食の容器。。。もう公開処刑です。
そして3年生になり、私の頭の中は今度の先生は全部食べろって言わないかな・・・言うかな・・また地獄なのかな・・・って不安でいっぱいです。新学期当日は給食がなくお昼で学校が終わりだったので、新たな担任の先生に恐る恐る「あの、先生・・給食って全部食べないとダメですか?」と聞いた記憶があります。
「好き嫌いがあるのかな?」と聞き返され
「ううん、量が多すぎて食べられないんです」と言ったら
「全部食べれたほうがいいけど、無理して食べる必要はないよー」
と優しく返され、私ホッとして泣いちゃったんですよね。
そんなことで泣いちゃうぐらい私は追い詰められていたんですよね。
4年生も同じ先生だったので、給食に苦しめられることはありませんでしたが、5年生で再び再び恐怖の大魔王がやってきました。
やはり5時間目の授業のチャイムが鳴って先生が来てから片付けさせられるという流れです。ただもう5年生!そこそこ知恵もついてきます。ビニール袋を持参して食べ残したものを詰め、トイレに捨てる作戦を思いつくのですが、周りの生徒にタレコミされ怒られ、結局ギリギリまで食べさせられる。。。
そんなこんなで計4年間給食ハラスメントを受け続けました。
現在大人になって
ちゃんとしっかりトラウマは残ってます。今でも全部食べないといけないプレッシャーにかかると、どんなにお腹が空いていても食べられなくなる病になりました。
普通に全部食べられる子からしたら「そんなことで?」と嘲笑されるのかもしれないですが、子供の頃の体験って大人になっても強く残りますからね、、、量が食べられない子に公開処刑してまで無理やり食べさせるってどんな教育なんだ・・・って今では強く思う。
給食ハラスメントから会食恐怖症へ
色々調べてみると給食ハラスメントを体験した人が、会食恐怖症に移行してしまうケースが6割以上なんですね。
会食恐怖症とは?
【人前で食事すると強い恐怖や不安で、次のような症状が出てしまう】
会食恐怖症の症状
・吐き気
・めまい
・胃痛
・動悸(どうき)
・嚥下障害(食べ物が飲み込めない)
・口の乾き
・発汗
・顔面蒼白
・体(主に首や手足)の震え
・呑気(空気を飲み込んでお腹が張る)
・緘黙(黙り込んでしまう)
私はここまで深刻の症状は出てませんが、こういった症状が出てしまう方の気持ちが非常に非常にわかります。
まとめ
食べ物は大事←わかる
みんなと同じ均一の量を絶対食べきれ←わからない!学校のシステムが悪いわっ
食べ物は大事だよ、という教育は無理やり食べさせるのではなく、もっと違った形で出来ないものだろうか?と思う。
自分で食べられる量を取りましょう制度なら沢山食べたい子は沢山取り、少食の子は少なく取れば解決なのかもだけど、それだと自分の嫌いな食べ物は取らないという行動が生まれるから宜しくないのだろうか・・(アレルギーとかは別の話ね)
人件費的な問題等でみんな均一の量を出さざるを得ないというなら、それは学校のシステムの不備であり、生徒にその不備を押し付けるというのは如何なものなのだろうか。
憂鬱だったし、学校行きたくないと思ったし、辛かったけど私は親には言えなかったので、今お子さんがいらっしゃって、しかもその子が少食の場合、無理やり食べさせられてないか、残しても何も言われてないかを親御さんはぜひ確認してあげてほしい。。。と心底思う。
Twitterでも給食ハラスメントの記事がバズっていたようです。参考までに置いておきますね。
自分が小学生の頃、給食を完食しないと許されず、5時間目になっても許されず、食べられないトマトを見つめながら泣いてる子っていたな。。。
あれのいったい何が教育だったのか。— 歌舞伎先生 (@kabukiteacher) July 24, 2020